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第41回 植物生理若手の会(共催 日本光合成学会若手の会)

@植物生理学会(神戸)

担当幹事(50音順):磯田 珠奈子(県立広島大)、伊藤 岳洋(東京農工大)、今泉 滉(京都大)、田中 謙也(神戸大)、平田 梨佳子(京都大)、山本 千莉(京都大)


2024年3月16日に、神戸国際会議場にて、第41回植物生理若手の会「キャリア選択を支えた研究ネットワーキング」が開催されました。


オンサイトでは60名近くの方にご参加いただき、ご講演者の方々にはそれぞれの立場からみたキャリア形成について非常に貴重なお話をしていただきました。また、懇親会でも参加者同士の交流が生まれ、大変盛況なものとなりました。


ご参加いただいた皆様、ご講演者の方々、そしてご支援をしていただいた協賛企業の方々、に改めて御礼申し上げます。



フットワークは軽くてなんぼ!

岡田萌子助教(新潟大学自然科学研究科) 

 神戸大学農学部で学士、修士、博士と進み、スイスはチューリッヒに 2回、合計2年と2ヶ月の留学を経験。現在は新潟大学に採用いただき、博士取得後4年目を迎えようとしています。振り返ってみると、これまでのキャリアを支えたのはフットワークの軽さだったと改めて思います。 フッ軽というと、物理的にどこでもすぐに駆けつけるイメージが一般的でしょうか。私自身、学部3年生の頃から、指導教員が「こんなのあるよ」という学会や研究会にはほぼ全て、懇親会も含めて参加してきました。国際学会にも参加しました。一方で、知的好奇心という意味での、物理的でないフットワークも軽く、分野に関係なくさまざまなセミナーを聞きに行ったり、論文を読んだりしてきました。 こうして培ったネットワークや興味のおかげで、スイスへの留学が実現したり、現在のポストに関係するちょっと面白い出会いがあったり、学生の頃には想像もしていなかった共同研究が始まったりしています。今回は、こう言ったこれまでの経験を紹介します。

 そうは言っても私もまだまだ若手ですので、若手の会に参加される皆様とのディスカッションを通じて、色々と勉強させてもらいたいと考えています。


博士課程、皆で渡れば怖くない

小林優介助教(茨城大学理学部)

 私は、葉緑体の遺伝に関する研究をしています。29歳で茨城大学という小さな地方大に赴任し、PIとして小さな研究室を立ち上げました。子どもの頃は研究者になろうと考えたことはなく、流れに任せてここまで来てしまいしました。私の短い研究生活を振り返ると、私はいつもたくさんの先生や共同研究者に支えられていることに気が付きます。中には、実際にお会いしたことがないが、命の恩人として私が感謝・尊敬している共同研究者もいます。皆さん研究がお好きで、良い方々ばかりです。今回、発表の機会をいただけましたので、私を救ってくださった頼もしい共同研究者の話や先輩から頂いたキャリアや研究に関するアドバイスを共有できればと思います。


やって良かったと思うこと~研究生活5年間の人脈形成の視点から~

吉原晶子さん(大阪公立大学大学院理学研究科)

 植物脂質研究のおもしろさに魅了され、学部生のときから大阪公立大学の小林康一先生の研究室で、植物やシアノバクテリアにおけるチラコイド膜の脂質の役割について研究してきました。私は、人脈形成のために積極的に行動してきた方ではないのですが、苦手ながらも「これはやって良かった」と思うことがいくつかあります。本発表ではそのような経験について紹介させて頂き、学生目線のお話ができればと考えています。私の経験談が何かしらの形で皆様のお役に立てれば幸いです。


D&Iとどう付き合うか

清水隆之准教授(奈良女子大学 研究院自然科学系)

 D&I(Diversity and Inclusion)が叫ばれはじめ、過去には男性優位と言われていた我々の研究環境・雇用環境は、大きな変革の途中にあります。そのため、現代の学生や若手研究者は、どのように将来を見据えれば良いか暗中模索していると思います。私は、”独身”の”男性”であり、健康にも恵まれています。そんな私でも、それなりに苦労はしましたし、将来について悩みもしました(今でもそうです)。D&Iの枠組みの中で、私の辿った道筋がどうだったのか、進学・研究・アカデミックポストの獲得を考えるうえで、多様な人に共通して大事だと思うポイントを共有できればと思います。 特に私の研究人生は、各フェーズでお世話になった先生がたに支えられています。そうした先生方にどのように支えられ、その後に繋がったのか、私のこれまでを振り返りながら紹介したいと思います。






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